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ガガイモ科

1. 特徴(形態・生態)
ガガイモ科は、独特の花の形・多肉質の茎・強い乾燥耐性が魅力の植物群。旧分類では独立した「ガガイモ科」でしたが、現在はキョウチクトウ科のガガイモ亜科とされています。
① 星型の花(トリコームや質感が特徴的)

ガガイモ科最大の特徴は 五角形(星型)の花
花弁に、

  • 毛(トリコーム)

  • 光沢

  • 独特の模様(ハエを誘うための腐臭模様)
    などが見られ、非常に“個性的”。

例:スタペリア、オルベア、フェルニアなど。


② 乾燥地に適応した多肉植物が多い

アフリカ東部〜南部を中心に、
砂漠・半砂漠に適応した多肉系が進化。

特徴:

  • 茎が多肉質

  • 葉は退化して小さい(または無い)

  • 直射日光に強い種類が多い

  • 水分を大量に保持できる

特に「スタペリア類」はサボテンと誤認されるほど。


③ ハエなど昆虫と特殊な受粉関係を持つ

花の構造が複雑で、
昆虫が足をとられやすい仕組みで受粉させるという独特の戦略。

匂いも、

  • 腐臭系(ハエ誘引)

  • 甘い香り系
    など種ごとに全く違う。


④ 種子は“綿毛”で飛ぶ

ガガイモの名の通り、熟した果実は裂け、

  • **白い綿毛(冠毛)**をつけた種子が飛散

これはタンポポの綿毛に似た仕組み。


2. 名前の由来(語源・歴史)

① 「ガガイモ」の語源(日本)

語源は諸説あるが、

  • ムカデ(ガガ)に似た実の形

  • 絡みつく(カカ)=がが

などが由来とされる民俗語。

② 学名 Asclepias の由来

ガガイモ科を代表する属「Asclepias(アスクレピアス)」は、
ギリシア神話の医神アスクレピオスに由来。

古くから薬効が知られ、名付けられたと言われる。


3. 主な栽培方法(多肉ガガイモ類中心)

ガガイモの栽培は「ユーフォルビアより水やり少なめ」「直射気味」が基本です。


① 日当たり

最適:明るい直射〜強めの半日陰

  • スタペリア/オルベア/フェルニア → 直射気味の強光が好き

  • ホヤ類(ガガイモ亜科に含まれる) → 半日陰でOK

※蒸れに弱いため、風通しが非常に重要。


② 温度

  • 生育適温:20〜35℃

  • 冬越し:5〜10℃以上

砂漠系は寒さに弱く、5℃以下で腐りやすいので注意。


③ 水やり

成長期(春〜秋)

  • 完全に乾いてから 数日あけて たっぷり
    → ユーフォルビアより乾燥気味で良い

  • 茎が柔らかくしぼむのは軽度の水切れサイン

休眠期(冬)

  • 断水〜月1回の軽水

  • 冬の水は腐敗のリスクが高いので慎重に


④ 土

超水はけ重視の配合がベスト

  • 軽石

  • 日向土

  • 赤玉土小粒

  • 鹿沼土

  • 多肉ブレンド

例:
軽石6:日向土3:有機1(または無くてもOK)

有機を多くすると腐りやすいので控えめに。


⑤ 肥料

  • 春〜夏に薄い液肥を月1回

  • 多肥は禁物(腐りやすい・徒長しやすい)


⑥ 植え替え

  • 1〜2年に一度

  • 根が細く弱い種類が多いので、植え替えは丁寧に


4. ガガイモ科の代表的な種類

◆ 多肉タイプ

  • Stapelia(スタペリア)

  • Orbea(オルベア)

  • Huernia(フェルニア)

  • Pseudolithos(プセウドリトス)

  • Caralluma(カラルマ)

  • Ceropegia(セロペギア)

  • Echidnopsis(エキドノプシス)

◆ つる性・観葉タイプ

  • Hoya(ホヤ)

  • Ceropegia woodii(ハートカズラ)

  • Dischidia(ディスキディア)

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