CATEGORY
◆ 1. 特徴(形態・生態)
ガガイモ科は、独特の花の形・多肉質の茎・強い乾燥耐性が魅力の植物群。旧分類では独立した「ガガイモ科」でしたが、現在はキョウチクトウ科のガガイモ亜科とされています。
① 星型の花(トリコームや質感が特徴的)
ガガイモ科最大の特徴は 五角形(星型)の花。
花弁に、
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毛(トリコーム)
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光沢
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独特の模様(ハエを誘うための腐臭模様)
などが見られ、非常に“個性的”。
例:スタペリア、オルベア、フェルニアなど。
② 乾燥地に適応した多肉植物が多い
アフリカ東部〜南部を中心に、
砂漠・半砂漠に適応した多肉系が進化。
特徴:
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茎が多肉質
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葉は退化して小さい(または無い)
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直射日光に強い種類が多い
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水分を大量に保持できる
特に「スタペリア類」はサボテンと誤認されるほど。
③ ハエなど昆虫と特殊な受粉関係を持つ
花の構造が複雑で、
昆虫が足をとられやすい仕組みで受粉させるという独特の戦略。
匂いも、
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腐臭系(ハエ誘引)
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甘い香り系
など種ごとに全く違う。
④ 種子は“綿毛”で飛ぶ
ガガイモの名の通り、熟した果実は裂け、
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**白い綿毛(冠毛)**をつけた種子が飛散
これはタンポポの綿毛に似た仕組み。
◆ 2. 名前の由来(語源・歴史)
① 「ガガイモ」の語源(日本)
語源は諸説あるが、
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ムカデ(ガガ)に似た実の形
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絡みつく(カカ)=がが
などが由来とされる民俗語。
② 学名 Asclepias の由来
ガガイモ科を代表する属「Asclepias(アスクレピアス)」は、
ギリシア神話の医神アスクレピオスに由来。
古くから薬効が知られ、名付けられたと言われる。
◆ 3. 主な栽培方法(多肉ガガイモ類中心)
ガガイモの栽培は「ユーフォルビアより水やり少なめ」「直射気味」が基本です。
▼ ① 日当たり
最適:明るい直射〜強めの半日陰
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スタペリア/オルベア/フェルニア → 直射気味の強光が好き
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ホヤ類(ガガイモ亜科に含まれる) → 半日陰でOK
※蒸れに弱いため、風通しが非常に重要。
▼ ② 温度
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生育適温:20〜35℃
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冬越し:5〜10℃以上
砂漠系は寒さに弱く、5℃以下で腐りやすいので注意。
▼ ③ 水やり
成長期(春〜秋)
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完全に乾いてから 数日あけて たっぷり
→ ユーフォルビアより乾燥気味で良い -
茎が柔らかくしぼむのは軽度の水切れサイン
休眠期(冬)
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断水〜月1回の軽水
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冬の水は腐敗のリスクが高いので慎重に
▼ ④ 土
超水はけ重視の配合がベスト
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軽石
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日向土
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赤玉土小粒
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鹿沼土
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多肉ブレンド
例:
軽石6:日向土3:有機1(または無くてもOK)
有機を多くすると腐りやすいので控えめに。
▼ ⑤ 肥料
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春〜夏に薄い液肥を月1回
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多肥は禁物(腐りやすい・徒長しやすい)
▼ ⑥ 植え替え
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1〜2年に一度
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根が細く弱い種類が多いので、植え替えは丁寧に
◆ 4. ガガイモ科の代表的な種類
◆ 多肉タイプ
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Stapelia(スタペリア)
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Orbea(オルベア)
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Huernia(フェルニア)
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Pseudolithos(プセウドリトス)
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Caralluma(カラルマ)
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Ceropegia(セロペギア)
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Echidnopsis(エキドノプシス)
◆ つる性・観葉タイプ
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Hoya(ホヤ)
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Ceropegia woodii(ハートカズラ)
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Dischidia(ディスキディア)
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2,000円(税込み)